near2図書館

near2図書館 館長こと、にゃんちー。私の読書感想文と、頭の中の本をご紹介。日々の徒然(凸凹日誌)

『メモの魔力』に大苦戦中【読書、そのあと】

f:id:ch-k-julius:20181220162849p:plain


 

こんばんは。にゃんちーです。

読書感想文がまだなのですが、もう苦戦も苦戦、大苦戦中なので、先にこれを書くことにしました。

 

 

 

はじめに

先日、前田裕二 著『メモの魔力』 を読んだんです。

 

頭とお尻だけ読んで、前田熱量半端ないって思って泣いただなんて、Twitterに書いた気がします。

そのあと、ちゃんと中身を読んだわけです。が、感想を書けていないのは、なんだか自分の中できちんと消化できていないからなのです。言ってることは分かるし、これが出来たらマジ、マジック!って思うんです。

 

前田式メモ術の基礎すら徹底されていないのだけど、何しろ私が出来る方法に、前田式メモそのものを転用してみたのです。

これが思いの外、自分にハマッたので、読書感想文より先に書いています。

私のように右脳型はもしかしたら、1000問ノックで息詰まるんじゃないかと思ったので、助太刀致す。しゃきーん。

 

 

『メモの魔力』の1000問 に大苦戦

 もうね、1問目、なぜこの1000問とくの?に対して、速攻で、「面白そうじゃん!やってやろうじゃねえか!わくわく」と書いてしまったのだ。懺悔。

 

前田式メモ、基本的なやり方は次の順番で、展開していく。

①ファクト(事実・事象)を書いていく。

 この時、自分が感じたことがあれば主観だと分かるように書く。

ファクトをより抽象化して言語化する。

抽象から、何か他のことに転用できないか、次の展開を考えてる。

最後に、標語(一言でいうなら何?)をつける。

 

と、ざっと説明するとこんな感じなのだ。

 

ここで先の私の答えを見てもらいたいのです。

前田式メモでいうと、私の答えがファクトになる。

◎面白そうじゃん!やってやろうじゃねえか!わくわく。

自分で書いた答えなのだが、これを、どう抽象化しろと!?と。

いきなり1問目で 詰んだ…と思ったわけであります。他にも考えた答えはあるのだけれど、やっぱり、面白そう!を真っ先に書いちゃうっていうのは、もうそれが一番の私にとっての事実なわけです。

これ以上でも以下でもなく、この答え自体がそこそこ抽象度をもっている。

◉面白そう!って思えばやれちゃうし、わくわくするタイプ。

しかも1000問。挑戦状たたきつけられた気分になった。これを抽象化するなら、◉負けず嫌い。

 

そこからの転用って…いや、だから1000問解く!みたいなことになる。

 

実はこれはまだいい方で、3問目で実は止まったままなのである。

左脳と右脳、それぞれ別々でなら考えられるにも関わらず、左脳から右脳へ一連の流れの中で切替て考えるというのが、どうにも自力でできなかったのです。

 

 

順序立てては考えられない でも ヒラメキ はある

振り返ってみれば、これは自分でも気が付いていて、読んでいた途中にTwitter書いてました。

 

どうして私がこのツイートのことを気が付いたのだろうか、ということを自分自身で考えていなかった。今思えば、右脳からさかのぼる方が得意だったから、思いついたはずです。

 

私が前田式メモにつまづく理由はここにあったのです。

前田式メモは、小さい事実から大きな抽象へ、そしてアイデアへと、視野を広げていくようなやり方です。

これは事実検証から始まって、少しずつそのモノから離れていく必要があります。

 

でも私は、そもそも具体的なものに対する検証がすごく苦手。

抽象的思考が自分の特色であることも、自覚しているところ。じゃあ、前田式メモの順番を変えればいいんじゃないのかという発想に、自分では至らなかったのであります。

ここを救ってくれたのが、他でもなく彼氏なのですが、それは彼が私の思考回路をよく知っていたから他ならない。マジ、天才!って思った(多少のノロケは許してにゃ🐈)

 

私は抽象からの入りが得意。逆を言えば、ファクト:事実を、現実のそれ以外にどう見ていいのかが分からないからなのだ。理屈から創造への転換は、私には難しいということ。

だから不思議なことに、右脳から左脳への切替は可能だったのです。

 

 

右脳型 前田式メモ (なんちゃって🐈)

ということで、私のメモの順番はこうなりました。

 

①ファクト:とにかく事実を書く。この時は抽象、転用ようとか考えない。

②転用:浮かぶだけアイデア出す。

③抽象化:②の転用に共通する項目をあぶりだす。この時に選ぶ言葉を抽象にする。

④再度ファクト:転用から導かれる抽象化されたものから、今度は、例えばそれは既に何かあるんじゃないのかな?とか、具体的な事実に落とし込む。

⑤ループ:②~④を可能な限り繰り返す。これにより、実は案外、ファクトが充実してくることが分かった。

すると、途中でまた別の転用がおもいつき、それを抽象化し、事実へと戻る。

⑥標語:ループし終わったら、最後に1言でまとめる。

 

こんな感じで、例えば希望(あったらいいな、やりたいなとか)、つまり俯瞰してみたところから、少しずつ核心に近づいていくような思考回路。

これを前田式メモに転用すると、上のようなやり方になったのだ。

 

本の中では抽象化することを「レイヤー」という言葉を使って説明している。PCで絵を書く人には分かりやすいと思うのだ。「レイヤー」って、他にも言い換えることができて、チャンクとか、分野(カテゴリー)とかって言い換えられる。自分がしっくりくる言葉にしてみるといいと思う。

 

 

おわりに✒

まずは前田式メモのやり方をマスターするのが良いとは思う。そのほうが、順序だてて考えられるから。

ただ、右脳と左脳で言えば、右脳のほうが強い(働きやすい)人もいると思うのだ。まさに私がそうだったのだけれど。右脳の人って結構、突拍子もないこと言い出す傾向にあると思うんだけど、そこはメモの魔力を使って、トップダウン的に落とし込んでいくことが出来るんじゃないかと!

 

「メモは姿勢だ」って、前田さんは本の中で書いていたけれど、本当にそうなんだと思う。何も前田式メモをマスターすることが達成項目なのではなくて、「メモ」を使ってどれだけ自分の世界を豊かにしていけるのかが最終目的なんだと思うの。ってことは、自分にあった「メモ」の仕方を見つけるっていうのも、ありなんじゃないかと思ったのである。

 

今日のところはこの辺で。またにゃん🐈