辞書が好き【頭の中の本棚より】
こんばんは。にゃんちーです。
読書感想文と言えばそうなのだけど、なんだか特殊なので、こっちにしました。
何を隠そう 辞書が好き
そうなのです。本の虫ならぬ、辞書の虫です。
今度ぜひ紹介したいけれど、装丁がとても可愛い『擬音語・擬態語辞典』があるのです。中身もめっちゃ可愛いのです。
さて。
国語辞典に絞って書くと、私はとりわけ『新明解』という辞書が大好きです。笑
映画「舟を編む」にもあったかと思いますが、紙質が好きです。指に吸いつくような、それでいて複数枚めくれることはない、ちょうど良い感じ。この紙の手触りを、ぬめり感と言うようです。
私は日常的に辞書をよく引きます。
本当にどうでもいいことが急に気になって、ちょくちょく辞書を引きます。
ひいた単語のみならず、見開き1ページを熟読してしまうのです。
そう。
私にとって辞書は、読み物です。
弱虫 って言うけど、強虫 って言わない
例えば今日は、これが気になったんです。弱虫って言うけど、強虫って言わない。
なんで??と。
弱虫の意味に、対義語としてやはり強虫はなかった。
ということで、虫について調べてみました。こういうところ、辞書のいいところなんです。1冊で全部解決できるから◎
で、虫って、昆虫っていう意味があるのは勿論、面白かったのがこちらです。
体内にあって、人間の心的状態を左右すると考えられるもの。
ほほーって思いました。
例えば・・・・
腹の虫がおさまらない、とか。
虫が好かん!とか。(気に入らないの意味)
虫の報せ、というのも、この部類の意味に入るようです。
じゃあ、弱虫は?というと、
ちょっとしたことにすぐ反応して、怒ったりする人
泣き虫・弱虫 が例文で載っていました。
なるへそ!ちょっとしたことで、弱っちくなるから、弱虫ね!
ははーん。
虫って小さい動物
そもそもの、虫の意味の末尾に、「小さい動物」ってあったんです。
小さいもの→(強弱で言えば)弱い、だから「弱虫」。だから、強虫はいないのかあ!と納得したのであります◎
言葉 は連想ゲームで出来ている
辞書を引くと、まるで連想ゲームをしているような気分になります。
そもそも、さっきの弱虫もそうですが、言葉って、「連想」が結びついて出来ているのだと思うんです。
急に話題が変わりますが、例えば「ちんちくりん」。
丈が短いこと、背の低い人を意味します。
実はこれにきちんと漢字があること、知っていますか?
珍竹林 です!笑
これについては、実は諸説あるのでなんとも言えません。当て字な気もします。
でも竹って背が高いので、そこに珍しいという漢字がつくのも、分からなくもない。
珍痴苦林という表記も明治時代にはあったようなので、当て字かな??
意味によっては、竹林と痴苦林の区別がつきそうなものです。
弱虫から、ちんちくりんに行ってしまいまいしたが、不思議と連想させる力がある言葉です。
むしろ、言葉の成立としては逆かもしれませんね。
連想されるもを、組み合わせて新たな言葉が出来たのかもしれません。
こういう事に夢中になれるので、辞書が好きなのであります。
暇つぶしには持ってこいです。
ぱっと開いたところの辞書1ページ、読んでみると色々な発見があって、自分の中で連想ゲームが始まるかもしれません。想像力を存分に発揮してみてください。
結構、楽しいですよ?いひひ。
さて。今日はこの辺で。最近短め。ごめんにゃー・・・。
したらば、またにゃん🐈