語彙力と伝え方【読書感想文】
こんばんは。にゃんちーです。
洗車いって撥水加工までしてきて…豪雨です。天気予報をきちんと確認すればよかったです。はい。でも撥水加工しておいて良かったと思うことにします。ぐすん。
今日は教養の本。(駄洒落じゃないぞっ)
雑食なので、本当に色々読みます。小説から自己啓発本、専門よりの本、絵本などなど。感想文を書く1冊のチョイスにの基準は特にありません。その日の気分で、書けるかどうかで決めています。本当は、同時に何冊か下書きして推敲したいところです。ふむ。
さて。
『語彙力こそが教養である』 斎藤孝 角川新書
語彙が豊かになれば、見える世界が変わる。
教養あふれる大人になるための、実践的「語彙力向上講義」。
角川のHPから拝借。
にゃんちー、斎藤先生が好きです。
と、いいながら、初めて斎藤先生の本を読んだのがこれでした。
ニュース番組の解説なんか、とても簡潔で分かりやすくて、しかも話し方優しいですよねー。そして色んなことを本当に沢山知っている。教養があると言いうと固く聞こえますが、まさにそうなんだと思います。
で、この本。
やっぱり斎藤先生の本も、とても分かりやすい!
語彙力の必要性(言葉は身の文)から、インプットとアウトプットまで体系的に書かれていました。そうだよなー、ふむふむと言いながら読みました。
ブログ書きだす前に読んでいますが、そしてこの本を読んだ理由でもありますが、常々自分のボキャブラリーの無さと、語彙力強化の必要性を感じていました。
何故かというと、人にものを的確に伝えるのに、言葉数は必須だからです。
勿論、分かりやすい簡単な言葉で伝えられたらいいのですが、それでは自分の本当に言いたいことや気持ちがきちんと伝わらないんです。分かりやすい言葉は、時に相手に親切であるんですが、そういう言葉の意味が広いので、どうしても解釈の齟齬が生じます。それがずっと気になっていました。と言っても、なかなか改善されておりませんが。がはは。
語彙力、というと本を読めと書かれていそうですが、意外にもそうではありませんでした。
テレビやネットでも言葉数は磨けるとのこと。
確かに言葉にも流行があって、時事成語なんかそうですけど、そういうのって書籍になってからではもう遅いんですよね。特に新しい言葉は、話し言葉から誕生しますから、活字になる頃にはすっかり社会にその言葉は浸透していることになります。
時代を知るには、やはりネットやテレビって便利なのだにゃー。
にゃんちーの課題は専らアウトプットにあります。ということでblogでアウトプットしているところにございます。
インプットの重要性は、およそ推測のつくところだと思います。
が、アウトプットしてなんぼです。
本の中では、具体的にアウトプットの訓練方法も書かれています。言われてみればその通りで、使わないことには、言葉は身についていきません。赤ちゃんが言葉を覚えていく過程と同じです。
覚えたばかりでも、使っていくうちに自分にその言葉が馴染んでくる。その言葉がどういう意味で、どういうシチュエーション、どういう文脈の中で使えるのか、実践で鍛えていく。そうして初めて、インプットした言葉が、活きてくる。
これを斎藤先生は、
定着のためのアウトプット。実践で使うためのアウトプット。
と書いています。
中途半端な状態で言葉を使うと、嘲笑の対象にもなりやすいと書かれています。
まあ…そうですよね。笑
漢字の読み方間違えるとか、慣用句の言い回しがちょっと違うとかって、それ違うし…って苦笑いして言ってもらえればいいほうで、たいがい、この人あほだと思われて格下げされて終了ですよね。とほほ。
そうならない為にも、実践前にまずは自分に定着させることが大事だと書かれていました。
特に新しい言葉は、オウム返しでいいそうです!なんとまあ!楽ちん!
そうやって自分で言ってみて言葉のインプットとアウトプットを同時にする。音読、素読もオススメされていました。とりあえず、自分で使ってみる。口という体を使って、覚えさせる。
特に本の音読がオススメようです。感情入っちゃう方は、素読で◎
私の場合は、一人でぶつぶつ言うのも苦手なので、いきなり実践しちゃいます!
恥知らずですが、いいんです。
仲のいい友達や近しい人、要するに突っ込んでくれそうな人で練習します。
ただしここには問題があって、自分と同じレベルの語彙力あるいはそれ以上のレベルの人じゃないと意味がないんですよね…。とうことで、人選は重要です。
そしてこなれてきたら、いざ実践!
知らない人とか、会議とかで使っちゃいます。かっこよく見えますよ?
その際、使った言葉の意味がわからんぞ?という反応であれば、意味を補足するか簡単な言葉に置き換えることも必要になっていきます。こうして、オマケに他の言葉まで練習できるという特典付き。そう思って実践には挑んでいます。
単なる語彙力を増やすというだけの本ではないです。
具体的に書かれていますが、「なぜ」そうするのかという説明がきちんとされているので納得して読み進めていくことができます。
どうせ使うなら言葉の引き出しは多いほうが良く、キレイな言葉を使っていきたい、そう思いました。
これが本当に身についた暁には、エレガントな大人の女性になれるかも!?
知的ってそれだけで魅力ですよね。自分にとってのいい肥やしを、言葉を通して、本を通して補給しているにゃんちーでした。
今日の1冊はこの辺で。
またにゃん。