私の脳みそ(通称ADHD)
こんにちは。にゃんちーです。
基本的に読書感想文blogです。
が、もう一つの目的をぼちぼちはたしていこうと思った次第にあります。
タイトルの通りです。
にゃんちーこと、私、ADHDです(ADS気味)
昨今、よく耳にするようになったんじゃないでしょうか、大人の発達障害。
そう、それです。
正直、世の中の偏見が半端じゃないと思います。
報道のせいもあると思いますが、当事者発信の内容によることも多いと思います。
で、私の話ですが、昨年、二次障害で鬱になりました。生きてきて、鬱になったの、初めてじゃないです。ずーっと我慢していたので、恐らく数年に渡って鬱を悪化させてきてしまっての昨年の状態だっと思います。
抗うつ剤を飲んでいたこともありますが、結局数年してからまた鬱になる。
それは鬱なんじゃなくて、本当はADHDだったからなんだと知ったのは、今年のことです。
去年の話ですが、基本的に体重変動しない私が、たった1ヶ月で6kgも体重が落ち、摂食障害のようになっては食べても戻していました。
胃カメラまで飲んだのに異常なし。
うーん…と思いながらも何とか生活していく中で、ふと、限界がきました。
あ、これ前も同じ感覚になった。嗚呼、もう自力じゃダメだ。と、自ら近所の病院にかかりました。
そこで先生に言われた言葉はこうでした。
鬱だけど、鬱って言えない。
多分本当の原因はそこじゃなくて、(すっと冊子を出されて、)これ、聞いたことある?
そこに書かれていたのは、発達障害、でした。
あー。やっぱり。自分でもそうかなって。と。
テストみたいなものも受けました。まあ、そうですねと言う結果でした。
冷静でした。とても。
薄々気が付いていました。私、普通じゃないこと。
頑張らないと普通になれないこと。でも真面目な努力家という性格(もはやこれも特性ですが)が幸いして、普通にやってこれちゃった。そこそこ出来ちゃった。出来るまでやれる根性の持ち主なんです。
出来ないうちは、やったうちに入らないって言うくらいストイックです。
自分にめっちゃ厳しい性格です。これは性分ですけど。
やりたいのに出来ない、動けないって感覚。疲れて動けないを越して、動きたくても体が言うことを聞かずに、大概寝転んだらThe END。私はこれを体から根っこがはえたと言っています。
急に鬱々とした気分になっちゃうこと。そしてこの気分はコントロール不可なこと。
音や匂い、光や肌触りとか、感覚が異常に過敏なこと。私は特に音と光の感覚過敏です。
視覚情報が多い場所(ショッピングモールとか)は、急に電池切れて動けなくなります。疲れちゃうみたいです。人混みだと尚更です。
雑音と、話し声との区別がつきません。同じボリュームで聞こえています。
集中すると寝食忘れて没頭しちゃうこと。トイレも忘れます。
ところがどっこい、やりだすまでに腰が重いのなんのって。予定を立てて、スケジュール通りに、時間通りにこなしていくことが苦手なこと。苦手を通り越して出来なかったです、ちょっと前まで。
予告がない、急な予定変更は至極苦手で軽いパニックになること。サプライズなんてされると頭真っ白になるし、その人のこと嫌いになるくらい、正直不快です。
書き出したらもっと、本当にいっぱいあります。
でもこれを見て、そんなの、自分もあるよって人多いと思います。
もしかして私も…って心配する人もいるかもしれません。
発達障害と診断されたいが為に、ドクターショッピングする人もいると聞いたことがあります。
どちらもおかしいと思っています。
そんなの自分もあるよって、そう易々と言うもんじゃないです。
そんなもんじゃないです。
あー、嫌だなって、疲れたなとか、そんな気持ちからくるものじゃないんです。
自分の意思とは関係なく、そうなっちゃうんです。
心と体のちぐはぐ感がわかりますか?自分の体なのに操縦できない感覚、わかりますか?
やりたいのに、言うこと聞かない体をどう操れと。
生命維持活動が出来ないほどに、普段社会の中で消耗していく。
食べるのもお風呂も、死ぬほど面倒で、体力奪われて、死んだように眠るんです。それも物凄く浅い眠りです。ゴキブリや蜘蛛の気配で目が覚めます、私。笑
安易に分かった振りをすることが、私もそうだよと言うことが、当事者を苦しめるんだと是非知ってもらいたい。
そして。
発達障害だと言われて、いいことなんかないと思います。
病気じゃないです、障害なんです。脳に欠陥というとネガティブですが、なんでも平均的にできなくて、凹凸が激しいんです。拘りも異常に強い。
治らない。治療とは言うけど、完治なんかしない。生まれつきのものだから。
だからって当事者は、あらゆる事を直さないで、改善しないでいいって訳じゃないです。
だから当事者は必死です。どうやって上手に社会と自分を適合させるかと言うことに。
お薬の力を借りたり(私は副作用酷いです)、行動療法をしたりしています。
自分で工夫している方も多いです。
でもそう言う努力は表立って出てこない。
障害って言われて何も出来なくていいんだったら楽じゃね?くらいなら、ぶん殴ってやりたい!笑
障害だからって、何もしなくていい訳じゃない。
恐らくいま通院中の方や、かつて医師の診断がくだった方は、そこらへんの奴らよりよっぽど堅実に努力していると思います。
だからやれる、頑張れって言っているんじゃない。
頑張って頑張りすぎて、壊れて初めて病院に行く方が多いです。
私は障害者手帳は出ていません。
手帳出る人は、働きには行けないよと言われました。つまり、あなたには手帳出せないと言われたんです。
それでも、投薬は、ストラテラ120mg(投薬の上限値)が必要だと言われています。
ストラテラの副作用は物凄く、私には非常に辛いもんがあります。
バカみたいに痩せていきます。本能であるはずの食欲、性欲も無くなります。
それでも飲んで、初めて、「普通」って感覚、体感を体験しました。
そこからは薬の量が増える度に副作用との戦いです。
普段は、体力の按分とライフハックに必死です。
死ぬまでこの凹凸が激しい脳みそと付き合っていくんです。
でも死ぬまで薬が続く訳じゃないのです。お薬卒業を目指して、今はお薬の力を借りてそこそこに生活できるように、いわば訓練中なんです。
そして、私はそれを、一人でやろうと決めました。
そういうところも、特性(障害による性質)なんでしょうけど、受け入れてもらえず、理解してくれないどころか、理解しようともしない人たちの中にいるよりも、遥かに気が楽です。
それでも私には幸いなことに、本気で心配してくれて寄り添ってくれる人が、一人だけいます。感謝しかないです。
心の安定剤って感じです。この人の存在は、頑張って生きてきた私のご褒美だと思っています。
物理的に一人だけど、精神的に一人じゃないからなんとかなってます。
きっと知られてないことが沢山あります。
一口に発達障害と言っても、症状は千差万別です。
あなたの周りにもし、発達障害の人がいたら、本人に困り事を聞いてあげてください。
もしかしたら...って心配な方、身体や心に不調があるなら通院を強くオススメします。
ネットに溢れかえる情報加を頼りに、安易に自己診断しないことです。お医者さんは、プロです。
怪我したら外科行くでしょ?自分で縫合したりしないじゃん?笑
それと同じです。
そうかもしれなくても、今の生活に上手く適応出来てて心身に困り事がなければ、診断の必要はないと思います。困ってないのなら、少なくとも、なんの為に病院行くか分かんないです。笑
自分の診断が下った時、嫌という程ネットを使って調べ上げました。
本も読みました。
でも全てに該当する訳じゃないし、私はその人じゃないから、その人見たいにできるとも限らない。結局、自分にあった方法を自力で探していくしかない、途方もない作業なんです。
生き方を模索する。今、そんな時期にあります。
苦しくないと言ったら嘘ですが、それでも、こんな自分をようやっと自分で受け入れられて、好きなことしよう!って本を読んでは感想文を書くに至ります。
仕事場では障害のことは話していません。
それで苦労することも多いです。でもオープンにした時の弊害も大きいです。
それが、障害です。
ADHDやASDって、天才が多いとも書かれていますが、そんなの氷山の一角です。
私は、何で天才になろうかにゃー。
今日はこの辺で。
普段の具体的な生活の話はまた今度。ちょっと整理してみます。
本当に、悩める当事者、そしてそれを支えている方、誰かのお役に立てれば幸いでござる。